昨日は雨の日曜日。ゆっくり起きてきた家内が提案してきました。
A案:ミシンを修理した後、カラオケに行く
B案:ミシンを修理した後、戦国無双刀剣展に行く
C案:ミシンを修理した後、温泉でまったりする
D案:ミシンを修理した後、お家でまったりする
ミシンの修理がどうしても譲れないことだけはよく伝わりました。(笑)
隣で聞いてた娘は「温泉」に反応して目キラキラさせてるし。
B案の「戦国無双の刀剣展」は、岩国美術館で開催されている特別展示です。
コーエーから発売された「戦国無双4」というアクションゲームのキャラクターたちが持っている武具や武器を現代の刀匠たちが真面目に再現したという、ゲーム好き、武将好き、刀好きにはたまらない展示です。
若い頃好きだったんよねー。このゲーム。
戦国武将をこれで覚えたって言ったら、歴史好きの患者様に「間違ってる」って怒られちゃいましたけど。
そんな訳で、B案採用。娘の強いリクエストでC案も採用。
家内のためにミシンを修理し、私のために戦国無双の刀剣展に行き、娘のために温泉に寄って帰るという木村家大満足コースの休日の予定となりました。
美術館に入ってすぐのところで刀匠さんが何やらコツコツ彫ってるので見てみると「銘切プレート」に名前彫ってくれるとか。
これは頼まねば。
表には名前を、裏には好きな文字を彫っていただけるとのことなので、私は「想」の字を彫っていただきました。
飾り模様までつけていただいて素敵な仕上がりです。
常設展示の1~2階は撮影禁止ですが、特別展示は撮影可の太っ腹企画です。
なぜか戦国無双のキャラをよく知らない家内が楽しげに写真撮ってました。
大河ドラマで有名になった黒田官兵衛さん、顔色の悪い魔術師のような、なんだか怪しげなキャラです。
傾奇者の前田慶次さんの武具も再現されてます。
あれっ?イラストと実物の形状違うじゃん。って思ったら、説明文がありました。
原作のままの形状で作ろうとすると「銃刀法」に引っかかるそうです。
なるほど~。
真田信之さんの双刃刀も本当は片側が柄の中から刀身が飛び出してくる仕掛けになっているのですが、同じく「銃刀法」で美術品として認められないため、刀身が出た形で作られているそうです。
たかがゲームのキャラでこんなもの作って…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現代の刀匠が技術の研究を重ねて作り上げた美術品です。
その美しさは一見の価値ありです。
ゲーム好きの方もそうでない方も、お近くにお越しの際はぜひ寄ってみてください。
あっ・・でも、11月26日水曜までですから急いでね。