私がこの仕事に就いた理由 その3

├木村家の日常

長引いてますが、「私がこの仕事に就いた理由 その2」の続きです。
今日はその3 就職編。

専門学校を卒業し、柔道整復師という国家資格を取得して、念願の接骨院に就職が決まりました。
九州を中心に整骨院、整体院など何十店舗もあるグループ会社でした。
会社が大きいところは研修や勉強会がしっかりしていて治せる技術がしっかり身に付くと期待して就職したんです。
確かに最初は本店のある北九州を中心に何店舗もまわって、接骨院の流れや事務作業の勉強をさせてもらいました。

でも肝心の技術の方は、リラクゼーションと同じで痛い所の周りをほぐしたり、よくあるストレッチをする程度。
あとは電気とか温めるとか。
今思えば、保険診療なのでそれ以上のことはできなかったんですけどね。

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しかも研修で学びに行っているはずなのに、何年も店長や教育係としてやってきていたのでその経験を買われて、教える側になっていました。

そして研修が終わると、いきなり三原で「院長」として働くことに。
整骨院としての経験ほとんどないのに院長って!
さらに三原までは新幹線通勤。
電車好きの家内には羨ましがられましたが、1時間に1本という田舎の電車並みの時刻表なので行きも帰りも乗り遅れたらアウトというストレスフルな毎日。

そんな中、陰・日向になり、ずっと支えてくれたのはスタッフの仲間でした。
この仕事を一年半も続けられたのは素敵な仲間に恵まれたからでした。
私は本当に人にはめっちゃ恵まれたありがたい人生を送らせてもらっています。

しかし、ここで働いていても結局はリラクゼーションの時と何も変わらず、しょっちゅう研修はあるものの、売り上げを上げるための勉強会だったり、ちょっとしたストレッチのような講習だったり、ほぐしに関しての講習だったりでした。
【患者さんを治したい・良くしたい】という本当に学びたい技術はあまり向上しない現状に焦りばかりが募っていました。

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本当に治す・良くするというのは出来ないのかな・・なんて思い始めた頃、私の尊敬する柔整の専門学校の友達から
「同級生で仲良かったKちゃんが、めっちゃすごい技術で患者さんを良くしていってるから一回会ってみない?」
というお誘いがありました。
行き詰っていた私にとってはまさに神のような言葉!!
それはもう、すぐ会いに行きました。

そこで見た施術はそれまで見てきたものとはまるで違うものでした。
この技術なら私も身に着けたい!!
そんな想いが通じたのか?
幸運なことにKちゃんから
「これから自分で開業するから手伝ってくれないか?」
というお誘いまでいただきました。
行くよ!行く行く!!
即決ですよ。

それからKちゃんの接骨院で働きながら、治せるようにといろいろと学ばせてもらい、患者さんと向き合っていました。
そこでは本当にいろんなすばらしい技術を学ばせてもらえて、それもすごく良かったんですが、何よりもKちゃん自身が休日のたびに整体の勉強をしに県外に学びに行っている事が衝撃でした。
本当に目からウロコ。
県外に、すごい整体の先生がいっぱいいる!
あ、行けばええんやん。
県外だろうが県内だろうが市内だろうが・・すごい先生がいれば自分が行けばいい。
何で今まで、目の前に現れるのを待ってたんだろう?

それからというものは、私も休みを使って福岡・岡山・香川・大阪・奈良・京都・東京・・などなど全国の会いたい先生に会いに行き、いろんなことを学ばせてもらいました。
技術だけでなく、患者さんへの接し方、経営のことなど・・。

そして出会ったのが「操体法」でした。

次回、最終回「私がこの仕事に就いた理由 その4」へ続きます。
思ったよりも長くなっちゃった・・・。

↓今日の超ビックリ
「おかーさん、あの、口が大きいマスクしてる女の人ってなんて言うんだっけ?」
「あぁ、口裂け女?」
「あー、そうそう!口裂け女だった!!間違えてサーモン女って言っちゃった♪」

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A.口裂け女→B.口がさけてる女→C.口がの女→D.サーモン女

B→Cの部分の思考回路がぶっとび娘クオリティ。

コメント

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