野生動物

├木村家の日常

私の実家は兵庫県の片田舎。
裏の畑にイノシシやシカ、サルなどが来訪します。
招待してもないのに勝手に畑でお食事なさる。
しかもマナーが悪いので、出禁くらわせたいところです。は?
家内の実家は広島県にほど近い山口県の片田舎。
当然イノシシがよく出ます。
最近、実家の川向いにサルが出没し始めたそうです。
遊びに行った時のこと。
食事中、お義父さんが突然
「おい!」
と、窓の外を指さすのでびっくりして見たら、大きなサルが悠々と橋を歩いて来てました。
追い払うためみんなでどんちゃか大騒ぎ。
「ちっ・・・うるせーなぁ・・」
といった顔をして、の~んびり帰っていきました。
「アイツは図々しいから、夜中に外見たらそこの柵に座っとる」
うっわ~、イヤだな~。
そんな話をしていたある晩、庭で物音がするのでお義父さんが
「サルが来たかの?」
と、その日たまたま遊びに来ていた姪と甥をおどかしたら、
「ホンマ~?」
と、半信半疑。
またおじいちゃんがからかってるだけだし~、な反応。
「カーテン開けてみい」
と言われて開けると・・・暗がりにごそごそ動く影・・。
「きゃー!サルが出たー!!」
と超ビビった姪と甥でしたが、正体は・・・
裏庭を片付けていたお義母さんでした。
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いきなりのサル扱いにお義母さんプンスカ。

サルが出るというのに暗がりで片付けてる方もどうかと。
ちなみに野生のサルに出くわした時の対処法。
目を合わせない・・・目を合わせるとケンカ売られたと思うらしいです。
大きな声を出さない・・・近い距離で驚かせるとやっぱりケンカ売られたと思うみたいです。追い払いには有効です。
近づかない・・・君子危うきに近寄らず。サルにも。
鍵をかける・・・引き戸などは簡単に開けられて屋内に侵入されます。
以上は怪我を防ぐために大切ですが、もう一つとても大切なことがあります。
餌を与えない・・・餌を与えることによってサルが人を恐れなくなったり、そこに定住してしまうそうです。
野生の動物と人間が共生するには一定の距離が必要だと思います。


ダウン今日の野生動物
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夜道で対面したお義母さんとイノシシ。
「ちょっと~。道ふさがないでよ~。」
お互いに必要なのは譲り合いの心。

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