島根珍道中 後編

├木村家の日常

今日の記事は「後編」です。
前編と合わせてお読みいただけると賑やかな旅の様子がよくわかります。(⇒「島根珍道中 前編」)

一畑薬師ですっかり疲れた家内とお義父さん。
ちょうどお昼でお腹が空いたのでお蕎麦でも食べようかと通りすがりのお土産物屋さんに入りました。
「ここ、食事はできるかね?」
「ありませんね~」
予想外!
今、入口に「お食事 どうぞ」ってめっちゃでかでかと書かれてましたけど。
観光客もまばらでちょっぴり元気のないお土産物屋さんだったので、食堂部分は閉めちゃったようです。残念!

お腹が空いたとうるさい娘をなんとかしなくちゃと宍道湖沿いを走り、「道の駅 秋鹿なぎさ公園」に到着しました。
ヨットやカヌーの貸し出しやデイキャンプ場などもあるのでのんびり遊べそうなところですが、とりあえず食事、食事!!
2階のレストランは宍道湖を見渡すことができ、なかなか良い感じ。
残念なことに娘の大好きな麺類が無いということでしたが、お義父さんの大好物のカレーを一緒に注文してました。
家内は平日限定の日替わりランチ・・と、思ったら
「今日、日替わりが売り切れで・・おまかせの盛り合わせですがいいですか?」
なんだかフリーダムな雰囲気ですが、「売切れなのでありません」より、かなり好感度高いです。
出てきたランチもいろいろ盛り合わせてあってかなりお得感だったとか。
ハンバーグが美味しかったそうです。
写真、無いけどね。

本当はその後、「加賀の潜戸(くけど)」に行く予定だったけれど、一畑薬師で余計な時間を取ってしまったので観光遊覧は諦めたそうです。
ってか、何?その贅沢なプラン。観光遊覧まで予定に入ってたの?
100Km走るよりそっちに行きたいわ。

お腹がいっぱいになって満足した娘は車内で爆睡中。
娘が喜ぶだろうと連れて行った水木しげるロードに着いて、起こすもまだ眠いとめっちゃ不機嫌。
いやいや、せっかくですからと連れ出してブロンズ像を見て回りました。

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ちょっと怖い鬼太郎。

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お尻がプリチーな目玉の親父。

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写真が難しい一反木綿。

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写真が難しくない一反木綿。
ま、喜んでるのは家内だけで。
寝起きに妖怪は刺激が強すぎて、娘、怒るわ怖がるわ・・・。
せっかく米子まで来たのに、ウケなかったらしいです。

そこでいい時間になったので奥出雲へ戻ってきたそうですが、私が今、どのあたりを走ってるかわからない。
あとどれくらいかかるかも分からない。
とりあえず走り終わったら温泉に連れて行こうってことで、調べたらしいです。
会場近くに温泉はあるものの、日帰り入浴は21時受付終了。
制限時間が21時なので間に合うかどうか、かなり微妙~。
一つだけ、21時半まで受け付けのところを見つけたお義父さんが
「何か書くものはあるか」
というので、ダッシュボードを探して
「あった、あった♪」
と、家内が手渡したのがコレ。

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耳かき。
「耳をかくものってことで」
お義父さん、ガクッ。
「じゃあこっちで」
と新たに出したのがコレ。

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麺棒。
いや、耳をかきたいわけじゃないから。
「他になんか無いんか」
呆れ顔のお義父さんに家内の追撃。
「あるよ」
割り箸。
「頑張れば背中がかけるかも」
お義父さんが時々私に
「信君はこの嫁でええんか」
と聞く理由が分かったかも。
いいんですよ。
面白いから。

日が暮れる頃、会場前の出雲横田駅の駐車場に着いたそうです。以下、ゴールを待ちながら車の中でのお義父さんと家内の会話。娘は米子からずっと爆睡中。

「信君は何時ごろ帰って来れそうなんや」
「85Kmの関門が19時じゃけど、頑固じゃけえ時間いっぱい走りそうじゃねぇ」
「ほいじゃあやっぱり9時まで走るんか」
「途中で回収されたら早いけど、今、どこかねぇ」
「9時まで走っとったら温泉に間に合わんのう」
「9時にゴールしてソッコーで着替えて移動したら何とか間に合うかも?」
「フラフラすぎて着替えるのに30分くらいかかるんじゃないんか」
「かかるかも~」
「ほいでゴールからここまで(300mくらい)歩いてくるのに15分くらいかかったりしてのぅ」
「ありえる~!(笑)」
ピタ~ゴラ~スイ~ッチ♪(家内のメール着信音)
「あ!!メール来た!・・・残り14Kmらしいよ」
「関門過ぎとるじゃないか。・・っちゅうことはやっぱり9時か」
「間に合うかねぇ~」

・・・約30分後
ピタ~ゴラ~スイ~ッチ♪
「あ!メール来た!あと10Kmだって~」
「早ぅてもあと100分はかかるぞ」
「・・・うちら、この車の中であと100分カウントダウンしながら待つんかねぇ・・・」
「温泉、間に合うかのぉ~」

そんなこととはつゆ知らず、ゴール後はのんびり着替えてのんびり歩いちゃってましたけど。いや、イッパイイッパイだったんですってば。足、上がんないからね。のんびり見えても私的にはMAXだったんですよ。

私が車に乗るとすぐ、お義父さんが
「行くぞ!」
と飛ばしてくれました。
お義父さんの計算では温泉まで6Kmだから10分もあれば着く=9時半に間に合うだったようですが、家内は知っていました。
温泉まで6Kmなのは、会場へ続く道の途中で観た看板。その看板から会場までは4Km弱あるので、実は10Km弱あるから間に合わないんじゃないかなーってことを・・・。
それ、早目に言ってあげようよ。
まぁ、奇跡的に間に合っちゃったんですけどね。
どんな運転だったかは・・ヒミツです♪

温泉に入って、夕飯を食べて、実家に帰りついたのは午前1時過ぎでした。帰り道は爆睡しちゃったのでほとんど記憶にありません。
こうして島根への珍道中(一部鳥取含む)は、無事終了しました。
お義父さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

 

↓今日の夕飯

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私の夕飯を心配してくれて、あれこれとお弁当を買い込んで、自分たちもおにぎりで済ませたとか。せっかく出雲まで行ったのに、お蕎麦食べたの私だけ。(←エイドで食べた)

ゴール側のコミュニティセンターには焼きさばやうどん、ラーメンなどいろいろ出店があったってことも、参加者にはそこで使える2000円のお買物券が配られてたってことも、当日限りなので無駄になっちゃったってことも、もはや口が裂けても言えない・・・。

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