有痛性外脛骨とヒューストン

├木村家の日常

先日、見たことない番号からお電話をいただきました。
183で始まるその番号の相手は、とても丁寧でやわらかい口調の若い女性の方。
「予約をお願いしたいんですけど・・・」
広島市内でも携帯でもなさそうなので、何かの営業と思ったら、ご予約のお電話でした。
それにしてもその電話番号・・・
「今、海外に住んでて、一時帰国するので・・」
なるほどー!
アメリカからのお電話ということですか!
そりゃ見たことない番号出るはずだ。
そう言えば、インターネットって世界につながってるんでしたね!(笑)

詳しくお話を伺うと、
「有痛性外脛骨が痛くて痛くて」
とのこと。

こはる庵には有痛性外脛骨の痛みでご来院いただく患者様が意外に多いんです。
手術しかないと言われた方が手術しなくて良くなったり、
走れなかった子が運動会で走れるようになったり、
バレエを止めなくちゃいけないと言われてた子が続けられるようになったり、
症状がよくなっていくのを、私も一緒に体験させてもらってます。

そもそも有痛性外脛骨の原因となるのは、「外脛骨」という聞きなれない骨ですが、これは足の舟状骨(しゅうじょうこつ)の内側にある過剰骨です。
過剰骨というくらいだから、本来は退化して無くなってるはずの余分な骨扱い。
でも、成人の5人に1人の割合であるらしいので、わりとメジャーな骨なんですよね。
これが、痛くなければ問題ないんですが、長年の使い方やスポーツ、捻挫などで痛みが出てくることがあり、それを「有痛性外脛骨」といいます。

ということは、悪いのは外脛骨そのものではなく、身体の使い方。
無理がかかってるので、脳が
「このままじゃ良くないことになりますよ」
と、痛みという形でサインを出してくれてるんです。
身体って本当によくできてます。

なので、自然に合った使い方をしていけば痛みが取れるんです。
ただ、一回や二回の施術で劇的に良くなるわけではなく、足首の動き、歩き方、寝るときの姿勢、呼吸、日常の動作など、細かく見ながら調整していくので多少時間もかかります。
有痛性外脛骨以外の症状にも言えることですが、施術後は調子が良くても、今まで使ってきた身体のクセが抜けないと、元に戻りやすく、再発しやすいんです。
なので、最初の3~4回は詰めて通っていただき、その間にあなたに合った自然な動き方、使い方を身体に教え込んでいま
す。

今回、日本で滞在する2週間に用事を全部済ませなきゃいけないのでかなり忙しく、なかなか通うことが難しいとのことだったので、どこまで改善できるか分からないけれど、何か少しでも今後の生活に役に立つことがあればという想いで施術に入りました。
初回の施術では本当に素直に身体の変化を感じていただき、施術内容に感動して、同行されていたお母さんと二人分の次回予約をして帰られました。
最終的に、
「多少痛みが残ったけれど、今後、普段の生活で気を付けてやってみます。母をよろしくお願いします」
と仰って、ヒューストンへと帰って行かれました。

お母さんにもその後、お友達をご紹介いただき、仲良く通っていただいています。
アメリカ経由でつながったご縁なんて、不思議な気がします♪

↓今日のヒューストン

宇宙兄弟でしか聞いたことがありませんでした。
ココだけの話、宇宙兄弟、めっちゃいいです♪

実写映画よりも、私は原作コミックやアニメが好きです。

こはる文庫に揃えてありますので、どうぞ♪

 

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