「愛してる」「大好き」「かわいい」「上手だね」

その他

先日来院された患者様。いつもより元気がないのでどうしたのかと尋ねてみると・・・。

お子様の定期検診で医師に
「あと2か月以内に一言も単語を話せなかったら専門のところで検査を受けてもらいますから」
と言われたそうで、それを聞いてから落ち込んで
「このまま喋れなかったらどうしよう・・」
と悪い方にばかり考えてしまい、不安で仕方がないとのことでした。

分かる。分かりますよ、その気持ち。
うちの娘も発語が遅かったんです。
歩くのも遅かったし、ミルクは大嫌いで離乳食もまったく食べないし。
無理やり食べさせると腹の底から吐いちゃうし。
そんな状態なのに、初めての意味ある発語は「ママ」でも「パパ」でもなく「おいしー」だし。
歩き始めたのだって、朝、よろよろと1、2歩歩いたのを見て、家内と
「歩いた!!歩いたね!!」
と感動してたのに、夕方にはすたすたと20歩以上歩いてるし。
まさに自由人。フリーダムですよ。

ま、うちの場合はともかく、何よりも問題なのは「お母さんが元気をなくしちゃうこと」なんですよね。
焦ったり、自分を責めたり、子供にきつく接したり、誰かのせいにしたり・・・お母さんがそんなことになると、せっかくのあたたかい素敵な家庭がぎすぎすしてしまいます。その方がよほどお子様のこれからの成長に悪影響を及ぼしてしまいそうです。

なんとかしてしゃべらせないと・・と思って、お子様に向かって一生懸命
「ママ、ママ」
と繰り返してたら、見たことないくらいぎゃん泣きされたとか。
その姿を見て、ご主人が
「『アー』とか『マー』とかも聞きようによっては『パパ』とか『ママ』に聞こえるし、大丈夫大丈夫」
と仰ったそうです。
その言葉で、焦っていたお母さんの気持ちがちょっとだけ楽になったそうです。
どんなことがあっても、どーんと構えてくれそうな素敵なご主人ですよね♪

「愛してる」
「大好き」
「かわいい」
「上手だね」
どうせならそんな言葉をいっぱいかけてあげて、褒めてあげて、お話をたくさんしてあげて、お母さん自身が楽しんでくれるといいなぁと思います。

↓今日の大好き?

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娘「おかーさん!大大大大大大大・・・・・・・」
家内「・・・・。(好きって言ってくれるのかな・・・ワクワク)」
娘「大大大大大・・・・」
家内「・・・・。(どんだけ大大言うねん・・)」
娘「大大大・・・・・・なんだっけ?」
ガクッ。

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