ぎっくり腰で動けない・・・

先日来院されたSさん。
日頃から大変温厚で優し～～～いおじいちゃんなんです。
ある朝目が覚めたら起き上がれないほど腰が痛い
家族の方が心配して「大丈夫？」と声をかけるも返事をすることができない。。。
多分、心の声は『ほっといてくれ・・・』
多少のことは「うんうん、大丈夫」という人なのに、大丈夫と言えないほどの激痛。
娘さんの運転で来院されましたが、車の振動が痛くて脂汗だったそうです。
そこまで痛いって、もしかしてほかの原因があるのでは？
（実は私は尿道結石持ちで、車の振動が痛くて吐きそうな経験をしたことがあります。）
あれこれと質問をしてもとにかく答えるのがしんどそうなので、百聞は一見になんとやら・・と施術に入りました。
うつぶせになることができないので仰向けで少し足首を調整してから
「仰向けになれますか？」と聞くと
「はい」
お～、声が出た。
そこで寝返りがうてるようになったのでうつぶせになっていただき、骨盤調整その他調整をしました。
そうすることで全身の緊張が取れ、起き上がって座れるようになりました。
「あ～、痛くない」
ようやく普通の会話ができるようになりました。
「こんなことになったのは初めてなんでビックリしました～」
「これがぎっくり腰なんですよ」
「痛いっていうレベルじゃないねしゃべれないね」
魔女の一撃ですからね。
ご本人が不安とおっしゃるので翌日も来院いただきました。
「おはよう」
と入ってこられたので
「声が出せるようになったんですね」
「は！そういえば！」
痛みって人格も変えちゃうんですね。
いつもの優しいSさんに戻ってもらえてよかったです。