4月14日土曜日、臨時休業をいただいて、奥出雲へ行ってまいりました。
予告通り、100Kmマラソンへの参加です。

第4回奥出雲ウルトラおろち100km遠足


こんなコース。(クリックで拡大します)
一番の山場は、おろちループ。
ループでないと上がれないほどの勾配を、上がって、降りるってことですよね?!
しかもかなり疲れのたまったコース終盤に。
鬼かと。

記念すべき第一回大会に出場したのが3年前。(参照記事⇒「第1回奥出雲ウルトラおろち100Km遠足」)
今年は第4回大会です。
3年前の大会では制限時間ぎりぎりながらもなんとか完走してたので、今回もイケる!!
と、思ってました。

朝が早い(午前5時スタート)ので、前日の夜出発して車中泊。
車中泊用の駐車場も準備されてました。
天候はあいにくの雨。
そしてめっちゃ寒い。
また出た。
ドラマティック!!
波乱の予感です。

真っ暗な中、スタート。
↓大会公式HPにアップされたスタート動画。

後日、これを見ていた家内が叫びました。
「おった!!」
ええっ!?どこ!?
「ココに」

いた・・いたけど、それ、見つけちゃうの!?


景色がのどかです。
実家の周りもこんな感じなので、見慣れた感じだけどね。


奥出雲ではまだ桜が咲いてました。


なので、エイドでも「さくら香るおいなりさん」なんてオシャレです。
タケノコ入りで旬の美味しさ♪


奥出雲の亀嵩と言えば松本清張氏の小説「砂の器」の舞台とのことで、大きな石碑があります。


看板もあります。めっちゃアピールです。
ちなみに、砂の器、まだ読んだことありません。


道の駅酒蔵エイドではノンアルコールの甘酒


亀嵩のエイドでは名物の奥出雲そば


仁多庁舎ではその日に作ったカレーパンやトマト


卵かけごはん


わたあめ


焼きサバ


名物・名産がどっさりでテンションあがります。
背中のリュックには一応、行動食としてオールレーズン1本満足バーなど持ってきてますが、出番がなさそうです。

が!!しかし!!!
35Kmを過ぎたあたりで太腿後ろに激痛が!
痛い痛い、何コレ。
当然走れないのでゆっくり歩くんですが、それもだんだんしんどくなってきました。
それでも、名勝「鬼の舌振」までは行きたいな。
60Kmくらいだからまだ倍近く先だけど。

次第に激しくなってくる雨と風。そして痛み。
募りくる不安。
痛みのある足をだましだまし、歩いたり速足をしてみたり。
心が折れそうって、まさにこのことなのね。

ようやくたどり着いた「鬼の舌振」の恋吊り橋!!


吊り橋なので、走ることは禁止されてます。
ってか、そもそも強風すぎて走るどころか、歩くのも怖い!!
動画では橋の揺れが分かりづらいかもしれませんが、左の大きな木の揺れで風を感じてください。
マジでめちゃくちゃ揺れます。
揺れすぎて手すりを持つのも怖いくらい。
真ん中を進むのでいっぱいいっぱい。
まさに、「このはし、わたるべからず」状態ですよ。


あまりの揺れが怖すぎて、思わず浮かれたポーズで写真を撮ってますが、実は足が限界間近。
風に飛ばされないように帽子を深くかぶって、合羽のフードをかぶって、うつむいてとぼとぼ歩くのが精いっぱい。
その姿が、なんとも情けなく見えたんでしょうか、追い越していくランナーさん達がめっちゃ親切にしてくださいました。
最初は
「スプレーあるよ」
って声をかけてくださってたけど、後から来た人がもう見てらんないとばかりに足にスプレーふってくれたり。
「これ、塩分チャージ食べて」
スニッカーズあげるから」
ポケットがお菓子でぱんぱんになるほどいただいたり。
「スタッフさん呼びましょうか」
もうね・・もうね・・・ありがたいです。
本当に、優しさが沁みて泣けてきます。

最終的に、自転車で様子を見て回るスタッフさんが
「大丈夫ですか?」
って聞いてこられました。
大丈夫じゃないけど、リタイアはしたことないし、どうしようかなと悩んでいたら
「じゃあ、2キロ先の次のエイドまで頑張りましょうか。そこで他の方を回収した車を待たせておきます!」
なんて言ってくださって。
私の限界近い様子を見て、それでも頑張りたい気持ちも汲んでくれて、まさに神対応です。

私の中では、もう2キロ近くは歩いたはず、そろそろエイドかなと思ってた頃に、先ほどのスタッフさんが帰ってきて
「え?まだそこ?!」
思わず本音がでちゃうほど、進めてなかったようです。
言い訳のように聞こえるかもしれませんが、これ以上意地を張り続けても、スタッフの方たちに迷惑がかかってしまう。
65Km地点で無念のリタイアでした。

マラソン始めて、今まで、一度もリタイアしたことなかったんです。
どんなに苦しくても、足を交互に前に出してればゴールにたどり着くはずって、毎回、意地で完走してました。

しかし今回は、ガチでツライ!
足が、動かない。
気持ちはあるのに、全く身体がついてこない。
本当に、無理。
でも、ここでやめたらヘタレって思われるんじゃないかとか、自分が情けないとかいろんなこと考えちゃうんですよ。

初めて、分かりました。
リタイアは根性ないからじゃないんです。
本当に、足が動かなくなるんです。
そして、やめるという決断は、走り続ける以上に勇気が必要なんです。

すごいね!
やめるって決断できた私!!
勇気あるね!!!

できる自分はカッコイイ。
できない自分はカワイイ。
そんな言葉を思い出しちゃう貴重な経験でした。

 

↓今日の大会の写真
大会HPでは、当日の写真が公開されてます。
たくさんの写真の中から、家内が
「写ってたよ~」
と、探してくれたのが、コレ。

私にピントが合ってねえぇ~!!
これじゃ、ノブじゃなくてモブだよ!

※モブ=モブキャラクター漫画、アニメ、映画、コンピュータゲームなどに登場する、個々の名前が明かされない群衆のこと。