操体法の「気持ちよさ」とは

■施術について

以前から同じようなこと書いてますが、施術中に
「今、右に動いてもらったのと左に動いてもらったのと、どっちが気持ちよかったですか?」
と尋ねることが多いんです。
そして
「う~ん?よくわからない??」
って言われることも多いんです。
右か左かの2択で訊かれると、つい「正しい方」を答えたくなるようで、「わからない・・」の後に申し訳なさそうな顔をされるのですが、どっちが正解とかもないんですよ。
「なんとなく」でいいんです。

検査や施術をしていて、
「ここが痛いかな」
「ここがはってるな」
というのは私にも分かりますが、
「ここが気持ちいい」
という感覚は本人でないと分からないんですよね。
もちろん、わかりづらかったら他の動きを試してみるので
「わからない」
という返答もアリです。
自分の身体の感覚を信じてくださいね。

「気持ちいい」とは・・・

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伸びをして「うーん」となってる時って、身体に力が入ってぎゅう~っとしてるのに気持ちいいですよね。
それが「気持ちよさ」です。
でも、気持ちいいからって1時間も力いっぱい伸びをし続けている人ってそうそういないはず。
普通は長くても1~2分で身体がほどけて気持ち良さが減って来るので、自然と止めたくなります。
「気持ちよさを味わう」というのはそういうことです。

「私は寝転んでいるのが一番気持ちいいから、一日中ごろごろして気持ちよさを堪能するんだ」っていうのは本当の気持ちよさとは違います。
ずっと同じ姿勢で寝転んでたら逆に身体がしんどくなるはずだし、毎日、一日中ゴロゴロしてたらだるくなりますよね。
もちろん、疲れがたまっているときにたまにゆっくり過ごすのはいいんですよ。
それは身体が「休んでほしい」って言ってるんですから。

自分の身体と相談して、しっかり声を聴いてあげてくださいね。

↓今日の気持ちいい

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「お母さんのお膝の上が一番気持ちいいの♪」
「お母さん・・・ココロは気持ちいいんだけど身体はちょっとしんどいかな・・」

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