私が100Kmマラソン目指す訳

├木村家の日常

最近よく患者さんから
「なんで100Kmマラソン走るんですか?」
と聞かれます。
「走るの好きなんですか?」
「走ってて楽しいですか?」
好きかどうか聞かれると・・・分からない♪
楽しいかって聞かれると・・・別に。(笑)
じゃあ、何故走るのか。
しかも100km。

そこで理由をちょっと書いてみると・・ちょっと長くなりますよ。

2013年3月のこと。
私は仙台の操体法の師匠のところに学びに行ってました。
そこには全国からいろんな先生方が集まっています。
そこで仲良くなった先生たちと同じホテルだったので、
「せっかくなら朝、一緒にランニングしようか」
となりました。

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朝6時くらいの青葉城、伊達政宗公の前にて。
コレが、私のマラソンの始まり。

何度か回を重ねるうちに、操体法の講義の後の反省会という名の懇親会で、軽~い感じで
「せっかく走れるようになったんだから、いつかフルマラソン出たいね」
と言うと
「フルマラソンはみんないけるでしょ。 どうせなら100kmマラソン出ようよ」
っていうのが、100kmマラソン挑戦の始まり。
あれっ・・あんまり長くなかった・・。

それまで、小学校のマラソン以外はまともに走ってませんでした。
中学校でも高校でもマラソン大会はありましたが、あまり長距離を走ることには慣れてないので「ペース配分」という言葉も「そんな食べ物は無いやろ」というレベル。
初めから早いグループについていき、開始5分でボロボロにKOされて、あとは出がらしのようにスカスカのスタミナでうつろな瞳で歩いて帰るという感じ。
マラソンを楽しめた以前にちゃんと走ったことすらありませんでした。

そんな私なので
「どうせなら100Kmマラソン出ようよ」
なんて言われても、全く想像つかないんです。
100Kmマラソンなんて存在も知らないし。
マラソンってMAXで42.195Kmでしょ。100Kmマラソン?は?!それってマラソンじゃなくね?ってか100kmって何?
自分で言い出したフルマラソンでさえ想像もつかないのに100Kmとかイメージできるわけがないんですよねー。
できるとかできないとかの判断を超えちゃってるんです。
脳が判断拒否しちゃったんで口が勝手に返事をするんですよ。
「あ・・あぁ、う‥うん・・・お、おう。。。じゃあ100Km走ってみるか~」
ちなみに懇親会とは言え、私は下戸なので素面です。
言っちゃったらやらなくちゃね~。
なんとなく流されてる感もありますが、コレがきっかけです。

ドラマのヒロインがとんとん拍子にシンデレラストーリを駆け上るように、走りはじめてすぐ
「2kmって天竺より遠いんじゃね?」
と感じてた私が、なんとなく100kmマラソンを走るストーリーが、たまたま出来ちゃっただけなんです。

それをみなさん
「さぞ深い経緯があって挑戦なさるんでしょうね」
という期待いっぱいのキラキラした目をこちらに向けて
「その感動のストーリーを語って聞かせてくださるんでしょ?」
とばかりにスタンバっていらっしゃいます。

もう~ね~その時点でかなりハードルが上がってるわけですよ・・・。
その純粋な瞳の視線が痛い訳ですよ。

ほんとすみません。
私の「100㎞マラソン出るきっかけ」なんてそんなもんですよ。
「なんかちょっと変わったことしてみる?!」
そんなわりと軽いノリとイキオイです。

 

↓今日の口が勝手に

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家内「つまみ食いヤメレ」

口と手が勝手に・・ね?

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