ズレについて

「骨盤のズレ」や「体の歪み」とよく言いますが実際のズレというものは数字にすればそんなに大きいものではありません。
コンマ何ミリの世界なんです。
でも、コンマ何ミリのズレが体に大きく影響してくるんです。
例えば仙腸関節が1ミリずれただけでもぎっくり腰のような激痛になります。
普段の生活の中で1ミリってすごい小さい数字じゃないですか。
ハワイだって年に2センチは日本に近づいてると言われてるのに。
手の爪だって10日もすれば1ミリ伸びると言われてるのに。
そんな小さくて大きなズレを触診で探していくわけですが、不思議とそれが分かるんです。
例えば、先日来院された患者様の場合
「はっきりと痛いわけではないけれど違和感が残る」
状態だったので、脊椎の上から順に触診をしました。
すると腰椎の4番目を触った時に動きがなく、苦しそうな感じがしました。
まるでそこが
「助けて～」
と呼んでいるような。
この子かー！！
そこに動きを付けてあげると全体の違和感がなくなり、スッキリされました。
口の中に髪の毛が1本入っててもなんかイヤ～な気持ち悪さで分かりますよね？
それに似ているかもしれません。
髪の毛なんて0.05mmから0.15mmの範囲らしいですよ。
これもコンマ何ミリの世界です。
人間の身体って本当に繊細で、すばらしいですね。
今日のカタチから入るヒト